大阪大学教員による講演
エネルギー革命のその先へ
―パワーレーザーが描く未来―
工学研究科/ レーザー科学研究所 所長
兒玉 了祐 教授
人類はこれまで、石炭や石油、原子力といった新しいエネルギーを手に入れ、社会の姿を大きく変えてきました。産業革命の背景には、常にエネルギーの転換がありました。現在、AIが活躍する超スマート社会を支えるため、安定した大量のエネルギー源が求められています。その鍵となるのが、レーザーフュージョンを実現するパワーレーザー技術です。パワーレーザーは発電にとどまらず、さまざまな分野へ広がる可能性を持っています。本講演では、その意義と未来への展望を紹介します。
「ふくふく的」多言語多文化社会の実現を目指して
人文学研究科/複言語・複文化共存社会研究センター センター長
清水 政明 教授
在日外国人の数が年々増加の一途をたどり、日本国内の多文化化・多言語化が急速に進む中、2023年4月に外国ルーツの子どもたちの学びを支援する組織として大阪大学大学院人文学研究科附属複言語・複文化共存社会研究センター(略して、阪大ふくふくセンター)が発足しました。世界25地域の言語とそれを基盤とする文化を研究・教育する箕面キャンパスの有志が、それぞれの研究成果を駆使しつつ、試行錯誤しながら日々奮闘する様子をお伝えできればと思います。
腸内細菌から考える炎症性腸疾患
―基礎研究と臨床研究の知見から―
高等共創研究院/医学系研究科
香山 尚子 准教授
腸内細菌叢は生涯を通じて変化していきます。「生涯のパートナー」ともいえる腸内細菌は、健康と病気に多大な影響を与える存在です。炎症性腸疾患は、完治が難しい病気であり、腸内細菌叢の変化と免疫系のバランス破綻が関係すると考えられています。本講演では、基礎研究と臨床研究が連携して進めている、炎症性腸疾患と腸内細菌に関する研究成果をもとに、腸内細菌が病気の発症や進行にどのように関わっているのか、そして将来の治療や予防につながる可能性について紹介します。












